100目釣り総括: とある文豪からのインタビュー

2018年4月に目標の「100目釣り」を終えた釣りマッスルは、とある文豪からインタビューをうけた。本記事は彼からの寄稿である。

〜〜〜〜〜

オトナになるということは、諦めることだ。

いつかの夢を、かつての目標を、あるいは不確かな将来を。

最後になにかに夢中になったのは、いつのことだったろうか。
2人の週末――ときどき平日――を見ていると、じぶんが少し、つまらなく思える。

鼻のおばけ(33)と自らをエースと名乗る男(31)が釣りに精を出している。

ブログ「釣りマッスル」のPVは月に2万を超えた。ツイッターやインスタグラムのフォロワーも着々と増加。

2人の飾らない人柄や釣りに対する謙虚な姿勢が共感を呼び、「釣りマッスル」の名は釣りに興味のない一般人にもとどろき始めた。

鼻オバはブログについて

「初心者は、釣りをしようとしても肩身が狭い。初心者、もしくは初心者っぽいというだけで、露骨に嫌がる人もいる。そんなスポーツはサーフィンと釣りぐらいじゃないか? だったら俺らが『初心者でも、こんな感じで楽しく釣り業界に喰いこめまっせ!』ってのを伝えたかった」

と話す。

威勢のいい言葉を並べる鼻オバだが、もともと「海上より海中が好きだった」と明かす。

「ダイビングから素潜りへ。普通のサラリーマンとしてはあり得ないくらい、海と共に生きてきた自負はある。三十路を迎え体力の低下著しく、海中を想像し海上で勝負する釣りへシフトすることとなった」。

釣りにのめりこんだのは、実はそんな理由だった。

エースは某大学の同じ野球サークルの後輩。

寝ても覚めても釣りの話をしていたい。そんな異常なモチベーションを共有できる稀有な存在」と高い評価を与える。一方のエースは「鼻オバは常に正解を持ってる人」と照れながら言う。

エースの釣り人生は、鼻オバによって「釣り上げられた」と言っても過言ではない。2年前、東京・自由が丘の焼き鳥屋。ビールのグラス越しに、鼻オバがエースを誘った。

「釣り、しないか?」

エースは答えに窮した。小学生時代、ワームを集めるのは好きだった。
野球のバットに糸を付けて、そのワームを湖に垂らしたことはある。でも――。

鼻オバはエースが迷っていることを察し、たたみかけた。

「半日だけ俺にくれよ」

エースは笑ってうなずいた。「鼻オバについていった間違えたことはない」。そんな確信からだった。日付が変わろうとしていた。

それから、長い月日が流れた。釣りに必要な要素は何か。

「コミュニケーション能力。船長や常連からのかわいがり。釣具屋での勉強」すらすらと言った後で、鼻オバはことばを続けた。

「それと、家族や親族の協力、かな」

エースの答えは明快だ。「実力、経験、運、金、人柄」。その全てを兼ね備えてる?

そんな意地悪な質問は「ハハハッ」と笑って流した。

こんな質問もぶつけた。

釣りとは何か。

鼻オバ「経験、センス、運、想像力、絶妙に全部必要な最高の趣味」
エース「自分だけでなく家族や友達も幸せにできるやつ」

紅潮した2人の顔が、いかに釣りが楽しいかということを物語っていた。

当初の目標としていた「100目釣り」の達成について、2人は「早すぎた」と苦笑いする。

一方、「僕らの知らない魚は、きっとまだまだ、たくさんいる」とも。

2人はきょうも海へゆく。

クーラーボックスという名の白いキャンバスを色あざやかに染めるため。

飽くなき探究心と、自然への畏怖と敬意を持って。

海は、どこまでも広がっている。

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