アナゴの捌き方をテキトーにやったらマジもったいなかった話
有言実行のおとこ、鼻のおばけ。
アナゴを食ってアナゴ釣る宣言
宣言通りアナゴを釣ってやる
ここまでは至って順調でした( ͡° ͜ʖ ͡°)
鼻『ばあちゃん?今から釣ったアナゴ持っていくから食おうぜ!!精つけよーぜ!』
このへんから調子に乗ってしまった為になるお話です( ͡° ͜ʖ ͡°)
三崎港で釣ったアナゴをテキトーに捌く!
目打ちは無い!!
アナゴを捌くにあたって完全に必需品が2つある。
・目打ちを打ち付けて穴あけてもいいまな板
以上だ!
それくらいはやったことない俺でも分かる。
しかし都合よくばあちゃん家に目打ちなんかあるはずがない。
ただ、魚なら無数に捌いてきた。アナゴも魚よ。構造は同じはず。いける。
甘かった。
とりあえず目打ちの代替品を探す
目打ちのかわりになるものがないかばあちゃん家を探検する。
鼻『そっかー、ばあちゃん家目打ちねーのかー、アナゴには必要なんだよなー』
これが言いたいだけのアナゴ捌いたことない鼻のおばけである。
かっこつけたかっただけで、目打ちの必要性を感じての発言ではない。
串を発見!
とりあえず串を頭にぶっさして、
まな板の穴に抜いて、なんか変なサッシみたいなので頭をはさむ。
すげえ動くしツルツル滑るけど、俺はしょっちゅう魚さばいてる男。
自信がみなぎっていた。
捌いてみる!!!
とりあえず溢れる自信をアナゴにぶつけてみた( ͡° ͜ʖ ͡°)
いやいやいやいやなにこれとw
ムズさの異常さが無制限やんけ( ͡° ͜ʖ ͡°)
いやーこれはやってしまった。
もったいない極まりない。
しかし誇らしげな表情で孫をみるばあちゃんに、やべえやっちまったなんて言えない。
鼻『目打ちないとやっぱきついかー』
腕のせいではない、目打ちがないせいだ
精一杯のアピールも、
『うちに目打ちがないせいで孫に申し訳ないことをした』
と悲しそうなばあちゃんを見て100%の罪悪感へと変わる。
しかもいつもの癖で腹側まで割いて三枚にしようと途中までやったけど、
アナゴって普通背開きじゃね?
腹の皮一枚余らせなきゃいけないことにここで気付く。
とりあえず滑りをとる!
目打ちがない人は最低限これはやったほうがいい!
というかやらないと捌けない一手間がある。
皮に熱湯をかけてぬめりを固形に変質させて包丁の背で削ぎ落とす
これ。
熱湯かけると、すぐにアナゴの表面のぬめりが白く浮き上がる。これをサッサッと包丁でどかして終わりだ。
この一手間で劇的に捌きやすくなる、。
目打ちがあっても素人はやったほうがいい。
私は途中でこれをやったけど、時すでに遅し。
やばいくらいの失敗である。
とりあえず調理していくよ!
後悔しても仕方ないのでこいつを精一杯やろう!
まだ失われていない自信が、ここまでくれば余裕とばかりに、
初めて捌くくせに調理法とか調べる労力を省かせた。
煮アナゴを!
これは前日作っている。割愛だ!
白焼きをやってみる
ばあちゃん『白焼きなんてどうかしら?
了解だよ!ばあちゃん!孫やるよ!!
白焼きなんてただ焼けばいいんだろ?
焼いてわさび醤油で食えばいいんだろ?
ありがとう、楽勝だよ!!
知ってます。
関東は焼く前に少し蒸してふっくらさせる。
とりあえず蒸して見た。
クルックルやんけーー!!!
ここでようやく自信を失った私は、挽回不可能ではあると分かりつつ、
白焼きってどーやって作んのん?
と調べてみた。
まず皮が丸まるから串で横刺しにしろ
どこ見ても書いてあるやんけ!!
ワイがアホやってん、、、、
まぁ悔やんでも仕方がないので縦に半分に割って丸まったのをごまかして炙る。
完成だ!
こんなはずじゃなかった笑
まぁとりあえずばあちゃんとチビチビつまむ。
ばあちゃん『美味しいわねー寿命がまた伸びちゃうわよ
ばあちゃん、、、、
なんか、、、、
ごめん笑
骨せんべいを!!
しかし心残りなのは捌くのを失敗しすぎて骨に大量に付いた身。
そうだ、ぜんぶ揚げちゃおう!( ͡° ͜ʖ ͡°)
よーく揚げる。
なんせばあちゃんが食うからね、骨が刺さったりしたらいかん。
完成!
これはめっちゃうまかった!!
これのおかげで身を無駄にすることもなく気分よく終えられた!!
ばあちゃん『こんなに身が付いて贅沢な骨せんべいだよう!!
ばあちゃん、、、、
やさしい、、、、、、
ありがとう、、、、、ごめん、、、、、、、
ばあちゃん『はーお腹いっぱいだよ!ウナギなんて久しぶりに食べたよ、ありがとうねえ』
ばあちゃん、、、、、
これアナゴ、、、、、、、、
じゃあの。
コメント
ばあちゃん・・・・尊い・・・
これはアナゴ捌くためのリベンジが必要ですね!
アナゴのぬめりは塩もみがいいとか、お湯をかけるといいとかありますが
手っ取り早いのは酢をぶっかけてぬめりを固めるのが楽ちんであります。
沖の太刀魚をやるとダイナンアナゴの大物がかかることがあります。
こいつを仕留めておばあちゃんに進呈して「食いきれねえよ!」って怒られるというのはどうでしょうか?